寝台特急「サンライズ出雲」乗車記〜ノビノビ座席で静岡帰省〜

旅行 旅行記

 サンライズ出雲に無事乗車した私は、真っ先にシャワーカード販売機へ向かい、シャワーカードを購入しました(320円)
まぁこんなに急がなくても買えたけどね!

そして今日の宿に到着!!今回は2階を選択しました。
どのくらいの広さか気になってたけど一人寝るには十分なスペースでした。
ちなみにホットカーペットが敷かれていてほんのりと暖かかったです。真冬の寒い時期にこうしてポカポカなところで横になれたのは良かったです。薄いシーツもあります。

ノビノビ座席から通路を見るとこんな感じ。なかなか雰囲気があっていいです。
これが乗車券+特急料金(3240円)+ノビノビ座席料金(520円)で乗れます。
シングルなどの個室に乗るよりかなり安いのがポイント高いです。
ちなみに私が乗った時は閑散期だったのでノビノビ座席料金は320円でした。閑散期なのに予約が全然取れなかったのはなぜ

ここで一つ注意点ですが、もし冬に乗る場合は乾燥には気をつけたほうがいいです。
なので、寝るときはマスクをつけることをオススメします。

読書灯とそのスイッチ、そしてミニテーブル(コップ付き)。

通路側から撮ってみました。
今日ここが自分の寝床になるのかと思うと最高にテンションが上がりました。

出発〜伯備線へ〜

乗務員の方に切符を見せ、窓を見ると山陰線から伯備線に入ったようでした。
走行音は静かで揺れも少なく快適でした。少しゴロゴロしていると……

あっという間に新見駅に着きました。
どうやら伯備線のラインカラーはのようです。
このあたりは電波の入りが悪く、ひたすら外を眺めていました。真っ暗だったけど。

ノビノビ座席が思いのほか快適で少し眠くなってきましたが、このまま寝てしまうのはもったいない!!ということでラウンジに向かいました。

ラウンジへ

やる気の感じられないブレブレな写真。
ここで夕飯を食べたのですが、一人旅の寂しいところは食事だなぁと思います。
一人旅は全て自分で決められるので好きなのですが、食事の時だけは話し相手がほしいなと思ってしまいます。食べながらじゃ電話もできないしね。

真っ暗な車窓を眺めていると備中高梁駅に到着しました。平日だけあって乗車する人はいませんでした。

そして山陽エリアへ

そこからしばらく進むと倉敷駅に到着しました。

倉敷といえば桃太郎ですが(?)、ここのラインカラーはでした。

 

同じ日に松江にも行っていたのですが、山陰本線とはちょっと違う色でした。

ここからはひたすら山陽本線東海道本線を東に進んでいきます。

ほどなくして岡山駅に到着しました。
またまたやる気の感じられない写真を撮ってしまいましたが、ここ岡山駅サンライズ瀬戸と合流します。

個人的に岡山駅は駅メロが色々あって印象深いです。
多くの人が電車を待っていて、流石は大都会岡山と思いました(小並感)

……とまぁここまで来たわけですが、シャワールームが空いたようだったのでシャワーを浴びることにしました。

シャワールームへ

シャワーカードを持ってシャワールームへ。脱衣所とシャワールームがあって、電車に乗っていることを忘れてしまいそうな内装でした(脱衣所は鏡になってる関係上撮れませんでした)

シャワールームを利用するにあたって、事前にタオルセット米子駅で購入しました。
サンライズ以外でも使える便利なセットなので、もしサンライズに乗る人は是非!

シャワールームを使用するときは、ここにカードをセットします。
すると……

このように「6分00秒」の文字が出ます。
6分間シャワー、短いかなと思いきやかなり余裕がありました。
先程「あまり揺れない」と書きましたが、この時ばかりは結構な揺れを感じました。
転ばないように注意しながら体を洗う……寝台特急ならではの経験でしたw

ちなみにシャンプーとボディーソープは資生堂の非売品のものが入ってました。
ちゃんとしてて嬉しいw

シャワールームから出る時は「シャワールーム洗浄ボタン」を押して退出します。
結構大きな音がしてビックリしました。w

夜中の山陽・東海道本線

姫路駅を過ぎてノビノビ座席で横になっていると、電車は三ノ宮駅に到着しました。
もうここまで来たんだなぁといった感じです。

そしてほどなくして大阪へ……上の写真は新大阪駅を通過している様子です。

このあともノビノビ座席やラウンジで夜の東海道を眺めていたのですが、岐阜県に入った辺りで睡魔が……というわけで寝ることにしました。
周りの迷惑にならないように音の鳴らない目覚ましをセットして、おやすみなさい──

静岡駅に到着

 静岡駅に到着です!! 
サンライズ出雲は東京行きですが、冒頭にもあるように私は静岡で降りました。
しかし私、寝坊してしまいました。本来は4時38分に到着予定だったのですが、目覚めたのが4時40分と、到着時刻を過ぎていました。
外も真っ暗でどこを走ってるか分からないし、完全にやらかしたと思ったその時、静岡駅に到着しました。時間が時間なので到着のアナウンスは流れないし、何が何だかって感じでした。

どうやら前日の遅れを回復しきれなかったようで……急いで身支度を整えて降りました。

降りた直後に撮った静岡駅の電光掲示板。2分停車するようなので7分遅延してました。
まさかこの7分に助けられるとは……。
それにしてもこの寝台車マーク、カッコイイ……。

新幹線のりばもPARCHE(駅ビル)も閉まっていて朝早いことを実感しました。
始発より早い時間の静岡駅、なかなか新鮮でした。
(ある意味サンライズ瀬戸・出雲が始発といえるかもしれない)

まとめ

というわけでまとめです。
サンライズ出雲を一言で表すと、非日常が楽しめるホテル列車だと思いました。
何をするにも非日常で、寝るのが惜しいくらいでした。

乗る前は、「走行音や電車の揺れで眠れなかったらどうしよう」と思っていましたがそんなことはなく、むしろ揺れが心地よいくらいに感じました(※個人差しかないです)
周囲の人がうるさくなかったというのも大きいかもしれません。

でも静岡駅で降りるのはちょっとしんどい……かも
4時半までに起きるのはキツイ(音鳴らすわけにもいかないし)。

きっと東京まで乗ってたら良い眠りができると思います。

料金について

次に料金についてですが、交通費+宿泊費と考えると安いのではないかと思いました(あくまでノビノビ座席は)
もちろん高速バスを使ったほうが安く移動できますが、ノビノビ座席のほうが圧倒的に快適です。
また、他の移動手段に新幹線が挙げられると思いますが、料金はさほど変わりません。
新幹線は早いですが、サンライズエクスプレスは夜のうちに移動できる強みがあるため利便性は高いと思います。

一人でも複数人でも楽しめる

今回は一人で乗車しましたが、特に問題なく道中を楽しむことができました。
カプセルホテルのような空間で、時おり窓を眺めると遠くの駅にいるという感覚はなかなか味わえないと思います。シャワーもここならでは!って感じだし。
しかしこのサンライズ出雲、一人でも非日常が味わえて楽しいのですが、複数人で行くのもいいかなと思いました。
もちろん車内でバカ騒ぎするのはご法度ですが、ラウンジで酒を飲みながらゆったりお喋り……なんてのもとても良さそうだと思いました。高速バスじゃできないしね。
次乗る機会があれば複数人で乗りたいな。

というわけで今回の旅行記は以上になります。
皆さん是非サンライズ出雲・瀬戸に乗ってみてね〜〜!!